2003年11月30日号〔第9号〕
有限会社プロセキュート
発行責任者:畑森 昭
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練馬区12月の行事
大泉学園取扱説明所より

年末年始はお餅が高くなる?

今年のお米の不作は米価に跳ね返ってきている。自主流通米価格形成センターで11月26日行われた2003年産米の第7回入札によると、平均落札価格(加重平均)が60キロ当たり2万3537円と、前年を47.6%上回った。前回入札にも上場された64銘柄のほとんどが1〜2割値上がりしているという。新米(もち米・加工米用を含む)の集荷量が10月末現在で240万トンと前年の7割以下にとどまるなど、市場には再び品薄感が広がる。このため卸売業者が前倒しで新米の確保に動き、価格高騰につながったとみられる。
庶民の家計を直撃しそうなのはお正月の楽しみであるお餅や和菓子。特にお餅は日本人にとっては特別なもの(*^_^*)なんとか庶民的な価格で安心してお雑煮が食べられることを期待したいです。

練馬アニメ産業報告書

このほど東京商工会議所練馬支部で地元アニメーション産業関連事業者の調査が行われ、その概要が公表されている。
http://www.tokyo-cci.or.jp/nerima/031027anime.htm
各社からは経営上の問題点として「人材難・人材不足」を挙げた企業が最も多く、需要と供給のアンバランスに加えて企業間の連携の必要性を感じさせる調査結果が載せられている。調査結果の詳細は直接問い合わせなければわからないが公表されている紹介文章からは練馬支部内でさっそく対応策の案などが出ている様子がうかがえる。現状を把握することの必然性を感じさせる記事である。
この調査に関する問い合わせは直接、東京商工会議所練馬支部(電話03-3994-6521 nerima@tokyo-cci.or.jp)まで。

加工食品の原材料表示対象品目の拡大を検討

11月12日農林水産省は原料原産地表示を義務づけるべき加工食品の品目を拡大することを決め対象品目の原案を公表した。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20031112press_6b1.pdf
現在、食品の原産地表示の義務付けは全ての生鮮食品のほかに加工品では、農産物漬物、塩干魚類、塩蔵魚類、塩蔵わかめ、乾燥わかめ、うなぎ加工品、野菜冷凍食品、かつお削り節の8品目に限定されている。そのため豚ひき肉は生鮮食品のため原産地表示があるが、牛豚合挽き肉になると表示をしない業者が出てくるなど消費者にとって不利益といえる制度となっている。今回の原案では対象品目を決める際のガイドラインが提起されている。
@加工程度が比較的低い(生鮮食品に近い)
A原料の原産地によって差別化されている
B製品に占める原材料の農産物割合が50%以上である
などである。農水省は今回の原案を元に12月から明年2月にかけて全国9ケ所で公開ヒヤリングを行い広く意見を聞き3月をめどに最終案を決め2004年度中の改正を目指している。
公開ヒヤリングの会場や申込は下記参照のこと。関心があり会場に行ける方は是非参加してみたらどうでしょう?
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20031112press_6b2.pdf

実用段階に入るか燃料電池の研究開発

HPトップでもニュースをリンクしておりますがこのところ燃料電池に関する記事を増えてきました。
NECは今年3月にカーボンナノホーンを利用した燃料電池を内蔵したノートパソコン試作品を発表。メタノールを原料としている。
また東芝でも今年3月に高濃度メタノールを使う燃料電池パソコンを発表。
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2003_03/pr_j0501.htm
いずれも2005年度中の製品化を目指しているので早ければ1年以内に手にすることができそう。

新日本石油(http://www.nissekigas.co.jp/fc/)では家庭用燃料電池の実験が行われている。横浜市庁舎内で続けられている実験は実生活での利用を想定し発電だけではなく発電で発生する熱を利用して温水をつくり給湯や暖房にも利用する発電機と給湯器の一体型が特徴といえるかもしれない。この取り組みも2005年度中の実用化が目標となっている。


自動車分野では国土交通省が2003年8月28日から燃料電池バスの試験運用を開始。 トヨタと日野自動車の開発した燃料電池バスを東京都の一般路線バスとして利用するもので、JR東京駅八重洲口と東京テレポート・東京ビッグサイトを結ぶ系統、門前仲町と東京テレポートを結ぶ系統の2路線を日替わりで運行、燃料電池実用化を牽引している。

低価格での電力供給と発電所から排出される硫黄酸化物、二酸化炭素などを削減して大気汚染や地球温暖化抑制に貢献しようという燃料電池の試みは着実に歩みを進めている。
しかしまだまだ実用化までの課題も残されている。最大の障害は価格であろう。家庭用として開発が進むタイプは実用段階で2000〜3000万円、量産体制になってやっと1000万円と見られており、自動車タイプは現時点ではまだ億単位の金額であることは広く知られていることである。そのほか消防法の規制などもあるがこの分野は広く国民利益に立った政治家の精力的な活動に期待したい。

クリーンエネルギーは統合的な取り組みが必要不可欠。全体感に立った取り組み、言い換えれば環境に関するより多くの知識と根本となる地球生命全体に対する理念が必要となってきていると感じます。

高速道公団民営化に年金制度改革、税財源の委譲。どこに行くのか日本の政治。

衆議院選挙も終わりはや3週間。政治を民意に基づく庶民感覚に戻せるのかどうか最初の山場を迎えている。
高速道路公団民営化については国土交通省が3パターンの案を提示。負債返済重視から現行通りの道路建設ができる案まで今後の予断を許さない状況。道路建設については公団の民営化だけで終わる話ではなく、次の段階としては道路建設の一般公開入札化、さらに道路建設分野での新規起業に進んでこそ改革と言えまいか。言い換えれば官業であった道路建設を民業に移行させて効率化と共に新規産業として間接搾取を排除すべきであると思う。実際に道路工事は民間の舗装工事業者がやっているんだから。

11月28日国交省は路線データを公開。高速道整備計画(9342キロ)の未完成区間約2000キロを70区間に分類し、高速道建設の費用対効果、採算性などを点数化。その点数をもとにAからDまで4分類している。A区間は道路公団民営化後も新会社が建設する可能性が大きいが、D区間を新会社が建設することは不可能で、直轄方式で整備するしかないというわけである。その採点基準、採点内容もさらに精査すべきであるが一定の評価をしたい。詳しくはhttp://www.mlit.go.jp/road/4kou-minei/4kou-minei.htmlを。

年金問題については急を要すると共にその根は深い。実際3週間前の衆議院選挙の焦点であったはずであるが、その後の政治攻防を注視している国民がどれだけいるのか。基礎年金の国庫負担割合(現行3分の1)を来年度から段階的に引き上げ、早期に2分の1とすることを11月27日与党内決定するなど着実に実現しようとする努力がある一方で、選挙が終わった途端に財務省は支給額抑制を基本とした案を出してきているし経済界は企業負担の抑制を理由に厚労省案に反発している。しかしその代替案は具体性にかけるといわざるを得ない。挙句の果てには「年金給付水準は保険料負担引上げとセットにしなくても維持できる」という年金専門家なる人までTVで話し始めるなど言いたい放題の状況になりつつある。企業は社会の公器であるし、専門家なる人の意見は少し議論が始まると整合性のないことは明白になるので検討事項として取り上げることはしないが、私が思うのはいかに単視眼的なその場限りの空論が飛び交っていることかということである。少なくとも50年先、100年先の未来世代の生活を考えるぐらいのことはしたいと思う。「自分だけよければそれでいい」「次の世代の心配は次の世代(それも一部の政治家)が考えることだ」という風潮はすぐにでも断ち切りたいと思うのである。
年金問題はその典型的な話である。何事も要因(努力)を積み上げてこそ求めている結果を得ることができるのである。タダでお金(給付)を求めること自体が過ちではないでしょうか。保険料に負担を求めなけければどこか他に財源をもとめるのであって結果的には私達一人一人の負担である。そのことを重々心して透明性のある、不公平のない税体系、年金体系を作っていくことが求められている。

来年4月から児童手当の対象が小学校3年生まで拡大

来年度このほど来年度予算編成にあたり、現行小学校就学前の子供までが対象となっている児童手当の支給対象を2004年4月より小学校3年生まで拡大することがほぼ決定となる見込みだ。これは本年2003年度税制改正の際、配偶者特別控除を廃止することで生じる財源を子育て支援、少子化対策に当てることで合意していた約束を実行に移すもの。配偶者特別控除廃止で生じる財源は約2500億円。そのうちの2000億円(2004年度は1700億円)が児童手当の拡充に当てられる。
政治の基本概念は「相互扶助」であると考える私としては大きく賞賛したい。


☆編集者(hataさん)より☆

今年も残りあと1ケ月となりました。いやぁ早いもんですねぇ!「えっもう今年も終わり??」というのが私の正直な気持ちです(^_^;)皆さんは今年やり残したことはありませんか?今年最後の1ケ月を精一杯活動的に過ごして新しい年を迎えたいと思っております。
プロセキュートのホームページをリニューアルしました\(~o~)/もう見ていただけましたか?まだの方は是非是非ご覧になってください!実はまだ作業が終わっていないのですが多少なりとも見やすくなったかなぁと密かにほくそえんでおります。またご覧になった感想などお寄せいただければたいへんうれしく思います。
皆様の益々のご繁栄を心よりお祈り申し上げております。

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