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2004.12.31【一年ありがとうございました】
平成16年も今日で終わりとなりました。
明年の目標と決意を固めながら一年間の感謝をかみしめております。
明年も宜しくお願い申し上げます。
一年間ありがとうございました。
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2004.12.22【ODAコンサルタント会社の不正発覚】
中米コスタリカへの政府開発援助(ODA)をめぐる使途不明金疑惑で、事業を請け負った海外コンサルタント国内最大手の「パシフィックコンサルタンツインターナショナル(PCI)」(東京都多摩市)が約5万ドル(約500万円)分の架空領収書を作り、他へ流用を隠していたことが今月21日、国際協力機構(JICA)の調べで判明した。
JICAではPCIに対し使途不明金約17万ドル(約1800万円)の返還を求めるとともに指名停止6ケ月追加処分を決めたと報道されている。6ケ月の指名停止追加処分(経理手続きの不備で既に2ケ月停止処分があるらしい)や事業費返還請求は極めて異例の措置で刑事告発も視野に入れているとされているが、即時に指名業者資格を剥奪しないのは手ぬるい印象は免れないだろう。何らかの癒着があるのではという疑念さえ生みかねない。
PCIはHPに公開されているデータによると、事実上53年の実績を持つ老舗だ。元々は昭和26年に日米合弁会社として創業、昭和29年にそれまでの日米合弁会社を解散、日本人によるパシフィックコンサルタンツ株式会社(PCKK)に改組し1969(昭和44)年7月1日に当時の海外事業部門が独立してパシフィックコンサルタンツインターナショナル(PCI)となっている。この両社(PCKKとPCI)の本社所在地は同じ多摩市関戸1-7-5であり代表電話やfax番号まで一緒である。また両社を統括する持株会社、パシフィックコンサルタンツグループ株式会社(PCIG)が2000年2月に設立されていることからも両社の関係が密接であることがわかる。
ちなみにPCIのHPには両社の企業データが併記されている。それによるとPCIの従業員は357人、2003年年商は181.3millionUS$(約200億円)、PCKKは社員数1249人、2003年年商351.4millionUS$(約380億円)。どういう基準かは不明だが単純計算すると社員一人当り売上高はPCIで約5600万円、PCKKで約3040万円である。専門家集団を標榜しているだけあって不況の最中にあっても実に立派な数字である。
今回問題のコスタリカへのODA案件はコスタリカ北西部の農業開発調査の名目で2000年10月に4億2300万円で受注したという。このお金も私達の税金であることに間違いない。果たしてこの4億2300万円も妥当な支出かどうか疑わしくなってしまう。加えてコスタリカの国民にとって、農業振興にどの程度役立ったのだろうか。
この使途不明金17万3000ドルはコスタリカ政府機関である国土地理院に委託し払われるべき業務代金の大半で実際に支払っているのは5万8000ドル(約600万円)だという。600万円でも現地価格では大変な金額であろう。もともと17万3000ドル+5万8000ドル=23万1000ドル(約24000万円)に相当する委託業務が存在するのかどうかも調査されるべきだ。現地政府への謝礼(合法的な賄賂)だったのではないかとさえ思われてくる。
使途不明とされる金額は受注額の4%余。庶民感覚を逸脱しているが自己裁量の範囲だったと思っていただろうという推測も容易に成り立つ。
かつてODAコンサルタント会社を経営して数年にわたり大手シンクタンクとジョイントしてODA案件を受注していた知人もいる。彼は多くを語らないがそれでも当時のODAの内実を多少なりとも窺い知ることができる。また別の知人を通じてODAによる調査レポートを見る機会もあったが、正直な感想としてとても受注金額に見合うとは到底言えないものもいくつもあった。
まだそんなことがまかり通っているのかなという気持ちだ。
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2004.12.21【急性虫垂炎で入院】
私事ですが今月9日(木)に風邪に急性虫垂炎を併発させてしまい、急遽手術を行なって一週間入院をしておりました(^^ゞ先週木曜16日午後に退院してきました。
さほど痛みが激しくない状態で早期に切除できたので術後も順調に経過していますが、まだ夕刻になると疲れが出てきます。術後診察では1週間は仕事や外出は控えて安静にするように、年内は走ったり物を下げたりしないように言われました(^_^;)様子を見ながら今週末あたりから通常生活に戻しそうかと考えております。
年末に入ってからの手術入院で一瞬「薬で散らそうかなぁ」という考えも頭をよぎりましたが、後に不安を残さないことが大切と考えて切除しました。仕事的にも生活的にもちょうどよいタイミングで休養と切除ができたと思っております。これで健康な状態で安心して新年を迎えることが出来ます。
まだ自転車に乗れないこととパソコンに向かうと疲れが出てしまうのが辛いですが、今まで以上に健康管理に留意して来年は新春からバリバリと頑張りたいと思っております(*^_^*)
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2004.12.01【今年もあと1ケ月】
今日から12月。今年もあと1ケ月となりましたね。年頭に立てた目標を確認して今年の総仕上げに向けてラストスパートの毎日でありたいと思います。
さてちょっと気になる報道があった。安倍なつみの盗作事件だ。
どのテレビ局でも「悪意はなかった」「著作権の考えが甘かったみたいだ」と軒並み安倍本人に対して同情的だ。これらの報道を見た正直な感想を言うと「あんたら何言っての?報道の基準はタレントの好感度に比例するのか??」って感じだ。悪意があろうとなかろうと犯罪は犯罪だ。しかも盗作して作ったポエム等は写真集や著作本に載せて販売しているのだから断罪されてしかるべきだし、いくつか紹介されていた詩も見たがその内容から言っても著作権に触れる行為だという認識がなかったとは常識的には考えにくい。
ましてや気に入った詩や歌を書きとめていたノートを見ながら詩を書いたというではないか。これはまさに盗作そのものだ。
一方で何の確証もなく先入観とイメージだけで報道被害者を出すほどの悪質な報道を垂れ流しながら、アイドルタレントなら犯した罪の功罪を問わずに同情的な報道をする。こんな時にこそ著作権のなんたるか、どこまでが創作でどこからが盗作なのかを報道すべきではないか。「罪を憎んで人を憎まず」という言葉は小学生でも知っている。
哲学なき日本のマスコミの程度を知る思いがした。
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2004.11.26【日本語の言葉遣い】
あるメールを同報で複数の方の送信した際のこと。様々な関係先に送るので本文1行目になにげに「各位様」と書いたところ、ある方からすぐにメールが届きました。"「各位」というのはすでに敬語でして、それに
「〜様」をつけることは誤用とされております”・・・。
いやぁそのとおりで(^_^;)二重敬語とはわかっていてでも許容範囲だろうと思って使っていたのですが・・・ということで今日は日頃思っている「日本語の言葉遣い」について。
よく「日本語の乱れ」なんて表現がなされることがありますがその大半は敬語表現です(もうひとつの特徴は「あれそれ」といった指示語、代名詞のあいまいさがあると思いますがそれは別の機会に書くとして)。
なぜ現代人は敬語が使えなくなってきたのか?
よくTVやマスコミに日本語文化評論家みたいな方が出てきて「これは尊敬語です」「これは二重敬語です」ってやってますよね。これはこれで必要でしょうが、ではなぜ現代人は敬語を使えなくなってきたのか、使い方が急激に変化してきているのか?このことがもっと大切ではないかと思うのです。
大きな理由のひとつは敬うという思想気持ちが変化してきていること。もうひとつは元々含まれている敬うというカテゴリの中に旧態依然とした風習が含まれていること。この2側面があると私は思っています。そしてこの2つは相互に影響しあっています。
第1の理由「敬うという思想気持ちが変化している」ことの真の原因として「人を尊敬する」思想を教えてこなかったことが挙げられるでしょう。これは経済や知識最優先で生命尊厳の哲学を軽視してきた現代の一側面でありましょう。一人の生命を尊敬できない。まさに不軽菩薩に石を投げつけた愚かな民衆の姿です。そしてその人達をどうしようもない輩だと救おうとしなかった、乞眼のバラモンの責めに負けた舎利弗の姿でしょう。以前なら10年に一度と言われるような凶悪犯罪が毎日のように起こりはじめた根本原因はここにあると私は考えています。
もうひとつの理由「旧態依然とした風習」の表れとして、敬語文化の背景にある差別意識が民衆主役の現代の風潮にそぐわないのだと思います。小学校で謙譲語を説明する時に殆どの教師が迷わず「へりくだった表現です」と教えています。丁寧語や尊敬語の表現はまだよいとしても、なぜ遜った表現をしないといけない人間関係が存在するのか。等しく尊い生命である人間の間でなぜこのような表現が必要なのか?これは長らく封建社会を続けてきた日本文化の悪しき伝統であると私は思います。また外国人が理解に苦しむ日本語表現が敬語、なかんずく謙譲語である一つの理由がここにあるのではないかと思います。
相手の人を尊敬することは大切なことですが、だからといって自分自身が遜る(へりくだる)必要なんか何一つない。その意味では敬語文化も生命尊重の哲学に裏打ちされた形で再構築されるべきであろうと思います。
「各位様」は許容範囲だと思うし正確に言えば「各位」を単独で使用すること自体が誤用ですよね。しかし様々な関係者に送る際に各位を単独で用いないと「取引先各位 パートナー企業各位 友人知人各位 商工会関係各位 NPO関係者各位...」と長々としたあて先を記載することになりそれだけで文書は無意味に長くなり形式ばってうんざりする。
便宜的に一言で済む「各位」を単独で使う。2文字だけだと業務文書みたいで味気ない。様や殿などをつける表現が生まれた。こんな経緯があるのではと思うので「各位」の単独使用や殿、様をつけた表現は現場では許容されていると私は思います。
第一、メールでの同報送信自体が日本古来の手紙文化を大きく逸脱しているわけです。宛先に便宜的な宛名が表示されるわけですからね。DM等での文書宛名もそうですし、もっと言えば「各位」という表現自体が手紙文化ではなくどう考えても印刷技術が発展した以降に生まれたある意味ずぼらなやり方です。しかし生命の尊重という根本的価値観とは別の観点ですからさほど気にすることはないと私は考えています。
まっ源氏物語の昔でも「最近の若者の言葉遣いの乱れ振り」を指摘しているのですから(^_^;)言葉は常に変化し続けるのでしょう。
大切なのは乱れ振りを指摘して言葉だけを直させようとすることではなく、その源泉である人としての振る舞い、生き方の哲学を互いに学んでいくことではないかと私は思うのです。
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2004.11.25【『NextOne』連載第3回「自店の課題要因を探る分析ポイントを公開」】
『NextOne』連載第3回の内容をアップ致しましたのでよろしければご一読くださいませ。http://www.nextone.jp/「ヒント&トレンド−マーケティングリサーチのいろは」
なお毎週木曜日に更新されていますのでその際はhttp://www.nextone.jp/no041125/でご覧なれます。
また途中削除のない完全原稿を当HPに掲載してます。http://homepage2.nifty.com/prosecute/consalting/からご覧下さい。
今回の内容は「自店の課題要因を探る分析ポイントを公開」のタイトルからもわかるように前回紹介した調査方法によってどのような分析ができるのかをケーススタディとして紹介しております(*^_^*)調査票やレポートの一部もご覧いただけます。
第2回、第3回と具体例を挙げて話を進めて、次の第4回目は具体的なアクションについて述べる予定ですが、それ以降はもう少しテーマを広げていきたいという風にも考えております。
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