プロセキュート
 ※第2期
【第5回実施内容】 ※通算27回
テーマ: 消費と需要
実施日時: 2006年12月2日(土)14:00〜17:00
予定内容: 需要に応えるマーケティングマネジメント
会場: 西武池袋線中村橋駅・徒歩5分
【主宰者から一言】
ビジネスが成立するためには、求められる需要があって、供給される商品があることが必須とされます。一般的には消費者と生産者の関係に位置付けられるわけですが、そのあり方はどのように捉えるのが適切なのでしょうか。
そのほかいくつかの視点から具体的なビジネスの成立要件を考察したいと思います。
■当日の実施内容
時間帯 テーマ・内容
14:00 〜  需要の8つの状態−経営とマーケティグ−
15:00 〜  マーケティングの10種の対象と4つの市場
16:00 〜  21世紀におけるトレンド
 −トレンド(時流)は読むのではなく創れ−
■今回のポイント
それなりの経営を行なっている方であっても、需要とニーズ、欲求の違いを認識していない方が多くおられるのが経営現場の実態といえるでしょう。まず、この点について正しく認識することがこれからの時代における経営者には必須となります。まず最初に「それは何故なのか?」について抑えたのち、マーケティングマネジメントの観点から経営計画立案の前提を探りました。
次に、需要の8つの状態を考察し、市場という考え方、分類された市場毎の特徴と留意点、マーケティングマネジメントの10種の対象を具体例を挙げながら検証しました。この10種の対象については一般に言われている視点では正しく認識、実践できないのではないかと感じています。私個人の解釈をベースに実務に活用できる視点を提示しています。
さらに、コトラーが取り上げている21世紀のトレンドを紹介しながら、トレンドを創出していく方途を探ることを模索したいと考え、フェイス・ポップコーン、ジョン・ネイスビットの提示したトレンド予測を検証しました。

トレンド(時流)は読んだり乗ったりするのでは常に後追いとなります。またトレンドを読むという行為の中に、果たして事業を行なう目的というものが明確に反映することができるでしょうか。誤解のないように言い添えておきますが、トレンドを読むことを全面的に否定するのではありません。読むのなら「何のために」読むのかという視点が不可欠になるのです。
必要なのはトレンドを表面的に読むのではなく、需要に貢献するためにニーズ、欲求に応えられる商品、サービスを創出していくことにあります。そのためにトレンドと予測し創出していくことが重要になるのだと考えています。

トレンドの創出とは消費を作り出すこととは必ずしも一致しません。また、一致すると考えるのは間違いであるというのが私のポリシーです。
「自分は零細経営だから」という意識が蔓延しているのも感じます。しかし事業規模は大きな障害ではありません。事業規模が小さいからこそ特化できる側面もあります。ただし新規事業が軌道に乗るかと思われた途端に大手資本が参入してくるという事態も日常的に発生しています。この事態にはどのように対処するべきなのか?
次回はこうした点も踏まえて、マーケティングマネジメントの具体的な進め方も検証したいと思います。
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