プロセキュート
 ※第2期
【第14回実施内容】 ※通算36回
テーマ: 【事例視察】注目の事業・雨水を活用した住宅建築
実施日時: 2007年10月13日(土)15:00〜
会場: 横浜地下鉄・センター南駅14時20分集合
現地まで徒歩15分
【主宰者から一言】
今回は各界から注目されている事業「雨水を活用した住宅建築」の事例を学びました。

今年の夏の異常な暑さに、地球温暖化の危機的状況を実感した人も少ないと思います。しかし、もともと雨水利用の発想は地球温暖化対策に限定されたものではありません。地球上で最もきれいな淡水としての雨水をそのまま飲用に使おうという考えは、降水量の少ないアジア地域やオーストラリア、中米各地で古くからありました。
日本においては治水対策として保水力を高める方向で考えられてきたのが江戸期までの主流であったようにも感じます。雨水をより早く海に排出してしまおうという誤った施策が行なわれていたのはここ数十年のことでしかありません。

現在、横浜の住宅地の中で公開されているオープンハウスは「エクセルギー住宅」と呼ばれる、エネルギーの有効利用をめざした住宅のひとつ、雨水を活かした住宅の建築事例です。エクセルギー【exergy】とは「有効エネルギー」「外部に取り出して利用できるエネルギー」を指す言葉です。

当該住宅の監修者である黒岩哲彦氏は現在の状況をこう分析します。
「現代の都市は、夏季に空調機などからの人工廃熱や、建物躯体・舗装道路における太陽熱の蓄積により、気温や表面温度が著しく上昇しており、その結果、さらに室内を冷すために大量の化石燃料が使用されるという悪循環に陥っている。」
そしてこのような現状をふまえ黒岩氏は、外付け日除け・断熱・蓄冷・放射冷却パネルといった環境共生手法を複合した、低環境負荷型の冷房システムを考案したと述べています。

人類の近未来の安全を脅かす危機に対して、積極的に取り組み事業化する。人類的課題に取り組み、かつそれを継続できる事業として続けていく。その試みを各人が実際に見て、触れて、今後の新規事業の事例としていきたいと思います。

《関連データ》
二重屋根涼房システムのエクセルギー住宅
循環型住宅や地域づくりのエキスパートであるアルキテクタ・黒岩哲彦さん(1級建築士)のHP
■見学会の感想
環境共生の最重要ポイントは雨水の活用にあり。
そのくらい断言しても間違いではないというくらいの認識を強く感じます。
詳細はブログを参照下さい。
【当日の様子など】
エクセルギーハウスを見学(1)
エクセルギーハウスを見学(2)
エクセルギーハウスを見学(3)
エクセルギー動画
■当日の予定スケジュール
時間帯 テーマ・内容
14:20 〜 横浜市営地下鉄・センター南駅集合
15:00 〜 オープンハウス見学 (16:30終了)
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