【第15回実施内容】 ※通算37回
テーマ: |
『市場セグメントと標的市場の選択』 |
実施日時: |
2007年11月10日(土)14:00〜17:00 |
会場: |
西武池袋線中村橋駅・徒歩5分
サンライフ練馬(2階)第二和室
東京都練馬区貫井1-36-18 |
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【主宰者から一言】
前回まで、市場における購買企業や消費者の購買行動を分析し、市場における競争の存在と自社のポジショニング、その具体的な対処について考察を進めてきた。
すでに明らかになりつつあるように、自社の経営戦略のポジショニングは収益を獲得するためには極めて重要である。
そこで重視されるのが、顧客の満足を勝ち取るために不可欠であるターゲットマーケティングである。
今回は、ターゲットマーケティングに行なうための3つのステップのうちの1段階と2段階について考察する。ひとつはターゲットとなる買い手グループを明確にし彼らを的確にイメージ化する市場細分化(セグメント)であり、もうひとつは参入すべき標的市場をいかに明確にするのかという標的(ターゲット)市場の設定である。
そのための方策を考察する。 |
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■当日の予定スケジュール
時間帯 |
テーマ・内容 |
14:00 〜 |
市場細分化のレベルとパターン |
15:00 〜 |
消費者市場とビジネス市場の細分化 |
16:00 〜 |
標的市場の設定 |
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■今回のポイント
企業は、広範囲な市場ですべての顧客を満足させることはできない。
したがって、どのように市場をセグメントし、何を基準に標的市場を選択するのかを問われるのが企業経営でもある。それがターゲット・マーケティングである。
今回は市場をセグメントする基準を正確に把握し、自社にとっての標的市場をいかに的確に選択できるかという点に絞って学習する。 |
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■主なテーマ
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市場細分化のレベルとパターン
■市場細分化のレベル
マス・マーケティングからミクロ・マーケティング【ターゲットマーケティング】へ
1)セグメント・マーケティング
・市場セグメントとは
・フレキシブルな市場提供物
@ネイキッド・ソリューション
Aオプション
2)ニッチ・マーケティング
・ニッチとは
3)地域マーケティング
・地域化のメリットとデメリット
4)個別マーケティング
→セグメント・ワン
→カスタマイド・マーケティング
→ワン・ツゥー・ワン・マーケティング
■市場細分化のパターン
選好セグメントを見極める。
1)均質型選好
2)分散型選好
3)集落形成型選好
・ナチュラル市場セグメント
@)中央にポジショニングして全グループを狙う
A)最大の市場セグメントにポジショニングする
B)複数のブランドを形成しそれぞれのセグメントにポジショニングする
■市場細分化の手順
ステップ1:サーベイ段階
ステップ2:分析段階
ステップ3:プロファイリング段階
■消費者市場の細分化基準(消費者特性)
1)地理的細分化
2)デモグラフィックスによる細分化
・年齢とライイフスタイルステージ
・性別
・所得
・世代
・社会階層
3)サイコグラフィックスによる細分化
・ライフスタイル
・パーソナリティ
・価値
4)行動による細分化
・オケージョン
・ベネフィット
・ユーザーの状態
・使用水準
・ロイヤリティ
・購買準備段階
・態度
5)複数の属性による細分化(ジオクラスタリング)
6)複数セグメントの標的化
■ビジネス市場の細分化基準
■効果的な細分化
・測定可能
・利益確保可能
・接近可能
・差別化可能
・実行可能
標的市場の設定
■市場セグメントの評価
■市場セグメントの選択
1)単一セグメントへの集中
2)選択的専門化
3)製品専門化
4)市場専門化
5)市場のフルカバレッジ
・無差別型マーケティング
・差別型マーケティング
製品改良コスト
製造コスト
管理コスト
在庫管理コスト
プロモーション・コスト
カウンター・セグメンテーション
■ほかに考慮すべきこと
1)倫理に基づいた標的市場の選択
2)セグメント相互の関係とスーパーセグメント
3)セグメント別侵入計画
4)セグメント間の協力
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