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『星の王子さま』(サン=テグジュペリ) |
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実施日時: |
2005年10月29日(土)15:00〜17:30 |
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10月に取り上げる本はサン=テグジュペリの名作『星の王子さま』です。より多くの方に読んで参加していただける名作という観点で決めました。
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様々な訳本が出版されていますので、どの本を読んだらいいかと迷う方もいると思います。「この訳本を読んで下さい」という指定は行いません。各人の判断で、また入手しやすい翻訳本を読んで参加いただければと思います。 |
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『星の王子さま』は全27章を中心に「レオン・ウェルトに」と題した献辞と最後の1ページを加えた29の章で構成されています。
それぞれの人によって強く記憶している箇所があることでしょう。
ある方は「子どもの頃だった」レオン・ウェルトにあてられた、子どものだったことを忘れずにいるおとなはいくらもいないという箇所、
ある人は王子さまがめぐった星の住民達の話、
本の語り手でもある砂漠に不時着した絵の下手な飛行士のこと、
ある星を覆いつくしてしまったバオバブの話、
王子さまの星に咲いた花のこと、
砂漠の中にあらわれた井戸のこと etc...
いろいろなエッセンスが詰め込まれた珠玉の作品です。
またその一方で、象を飲み込んだうわばみの絵を見せられて帽子だと答えたおとなたちと同じように、その中に象がいるなんて想像もできなくて、そこから先を読むことをやめてしまった人も少なからずいるのではないでしょうか(^_^;)かくいう私も10代のときにそんな経験をした一人です(笑)。
またフランス人であるサン=テグジュペリが『星の王子さま』を執筆発刊した時代は彼自身がアメリカに亡命中の第二次世界大戦の真っ只中であったことはよく知られていることであります。
2時間という限られた時間ですが、いくつかのテーマを取り上げながらそれぞれの率直な気持ちを語り合えたらいいなと思っております。
皆様の参加をお待ちしております。
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ディスカッションの主なテーマ: |
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・作品が書かれた時代背景
・サン=テグジュペリの生涯
・3本のバオバブの木
・星の見物
・砂漠の中の井戸 他 |